宮崎県に鎮座する大塚神社。

日々の活動に伴う会計管理を行う中で、社会的な信頼に応えるためのさらなる体制強化とデジタル化を検討し始めました。

そんな折に、経理未経験の宮司・中村さまが出会い、導入の決定打となった「宗教法人会計STAT」。

導入から約1年、どのような変化があったのか。

神社ならではの活用法や、導入後の驚くべき業務効率化の効果について、中村宮司にお話を伺いました。

導入の背景:時代に合わせた、さらなる会計管理体制の強化を決意

導入の背景:時代に合わせた、さらなる会計管理体制の強化を決意

Q. 大塚神社の概要と現在の会計体制について教えてください。

中村さま:

当神社では現在3名体制で運営を行っています。

神社の業務全般を少人数で担う中、日々の出納管理や会計業務についても、時代に合わせてより確実でスマートな形へアップデートしていく必要性を感じていました。

当神社では、過去に税務署からの要請を受けて会計の切り分けを行うなど、以前から管理体制の維持に努めてまいりましたが、より客観的で透明性の高い運用のために、デジタル化による効率化を模索していました。

Q. 会計ソフトの導入を本格的に検討されたきっかけは何だったのでしょうか。

中村さま:

2025年4月に税務の確認機会があったことが、大きなきっかけとなりました。

近年、国税庁の宗教法人に対する確認の目は厳しくなっており、私の周りの地域でも一斉に体制の見直しが行われていました。

調査の際、税務署からは「Excelの管理でも問題ない」と言われましたが、やはりExcelでは手入力によるミスや運用の属人化のリスクもあり、より確実性の高い仕組みが必要だと感じていました。

何より、税務署と会話を重ねる中で、「適切な会計ソフトを導入して記帳すること自体が、第三者から見ても適正な会計処理を行っているという強い証明になる」と確信し、本格的なソフト探しを始めました。

STATとの出会い:未経験でも迷わない「単式簿記」と、夜間の素早いサポートが決定打に

STATとの出会い:未経験でも迷わない「単式簿記」と、夜間の素早いサポートが決定打に

Q. 他社のソフトも検討されましたか?

中村さま:

はい、一般企業向けの会計ソフトなども検討しました。

しかし、これらはどれも複式簿記が前提です。私は経理はまったくの未経験でしたので、複式簿記のハードルが非常に高く、機能的にも完全にオーバースペックだと感じて断念しました。

周辺の神社でも、他社ソフトを導入したものの「多機能すぎて使いこなせていない」という声をよく耳にしていたので、自分に扱えるか不安が大きかったのです。

Q. その中で「STAT」を選ばれた理由を教えてください。

中村さま:

Google検索で「宗教法人 会計ソフト」と探すと、多くは「寺院向け」と書かれたソフトばかりがヒットしました。

その中でSTATを見つけ、「神社対応」と明記されていたため、まずは無料体験から始めてみることにしたのです。

決定打となったのは、ある日の夜間、たまたまSTATのサポートに電話で問い合わせをしたときのことです。

夜遅い時間だったにもかかわらず、非常に親切・丁寧に対応していただき、この手厚いサポート体制なら安心できると感じ、導入を決めました。

実際の活用法:摘要・備考欄を工夫し、神社特有の支出や「葬儀・祭事」の管理もクリアに

実際の活用法:摘要・備考欄を工夫し、神社特有の支出や「葬儀・祭事」の管理もクリアに

Q. 「寺院向け」の印象が強いSTATですが、神社での利用に違和感はありませんでしたか?

中村さま:

全く問題ありませんでした。

最初は「神社向けに細かく勘定科目を設定し直さなければならないか」と考えましたが、科目が増えすぎるとかえって管理が煩雑になります。

そこで、勘定科目の大枠はシンプルに抑え、「摘要」や「備考欄」を活用して細かい取引内容を記録するという工夫をしました。

例えば収入科目は、以下の4つを大きく設定しています。

  1. 葬儀
  2. 外祭(地鎮祭など、出張して行う祭事)
  3. 昇殿(七五三など、神社で行う祭事)
  4. 年祭(五十日祭・一年祭など)

宮崎は歴史的に神仏習合の文化が色濃く残っている地域で、周辺の神社が墓地経営を行うほど、神社でお葬式を執り行う機会が多いのが特徴です。

実際にSTATで集計してみたところ、当神社の収入の約半分が「葬儀」によるものであることが数字として可視化されました。

こうした神社特有の支出や祭事の管理も、摘要欄をうまく使うことで違和感なくきれいに整理できています。

導入効果:「年間数十時間の削減」と、税務署への提出もスムーズに

導入効果:「年間数十時間の削減」と、税務署への提出もスムーズに

Q. STATを導入して、どのような効果を感じておられますか?

中村さま:

入力は月に1回程度まとめて行っていますが、業務効率は著しく改善し、年間で何十時間という単位の時間が削減されたと実感しています。

とにかく動作が軽いので、ストレスなくサクサク入力できるのが嬉しいですね。

パソコンのEnterキーだけでポンポンと入力が進む操作性の良さも気に入っています。

また、未経験の私でも直感的に分かるデザインになっており、所轄庁提出用の決算書(収支計算書)の作成機能はもちろんのこと、こちらからご提案し、早期に採用いただいた「口座別収支内訳表」が非常に役立っています。

Q. 現在、税務署への申告はどのように行っていますか?

中村さま:

現在は税理士を入れず、自己完結を目指して法人税務を行っています。

STATで出力した決算書をそのまま税務署へ持ち込み、職員の方に見てもらいながらサポートを受けてe-Taxで申告していますが、提出書類が綺麗なため、非常にスムーズに対応していただけています。

今後のアップデートでは、STATからe-Taxへ直接連携できるようになることを切望しています。

Q. 料金面や、クラウド(サブスク)形式である点についてはいかがでしょうか。

中村さま:

この機能性とサポートの手厚さに対して、非常に手頃で大満足しています。

買い切り型のソフトは初期費用が高い上に、PCのソフトウェアアップデートのタイミングなどで買い替えが発生し、結局コストがかさみます。

その点、STATのようなサブスクリプション形式であれば、法改正やOSの変更に合わせて自動で継続的にアップデートされるため、非常に安心感があります。

STATにログインした際のホーム画面に表示されるフォローアップのコメントも、モチベーションに繋がっています。

未来へのメッセージ:神社業界のクリーンな会計はSTATで実現できる

未来へのメッセージ:神社業界のクリーンな会計はSTATで実現できる

Q. 全国の神職・宮司の皆さまにとってSTATはお役に立てる武器になり得るでしょうか。

中村さま:

神社業界は、神社庁や神職養成所などを通じた横のつながり、地域の神社同士のコミュニティが非常に強固です。

会合で集まると、やはりみんな会計処理(手書きでの限界や、正しい経理処理の方法)に頭を悩ませています。

今、国税の宗教法人へのチェックは確実に厳しくなっています。

「うちは大丈夫」と思わず、今のうちから適正な会計体制を整えておくことが、神社を守ることにも繋がります。

STATは、会計の知識がなくてもすぐに始められる分かりやすさと、神社の実務にフィットする柔軟性を持った素晴らしいソフトだと思います。

「神社向け」としても非常に高い需要があると感じていますので、ぜひ多くの神社にこの使いやすさを体験してほしいですね。

まとめ

まとめ

今回は宮崎県大塚神社の中村宮司にお話を伺いました。

親しみやすいお人柄で神社会計の実務についてお話いただくとともに、1年間STATをお使いいただく中での様々なフィードバックも頂くことができました。

これからもSTATは神社・お寺といった宗教法人の適正な会計管理・効率化のお手伝いができるよう、現場の皆さまの声を大切に日々邁進していきます。

皆さんもSTATで正しく、楽に宗教法人の会計を管理してみませんか?